福島県立あぶくま支援学校

福島県で最も規模の大きな特別支援学校です。学びの変革や多様性を力に変える教育の充実のた…

福島県立あぶくま支援学校

福島県で最も規模の大きな特別支援学校です。学びの変革や多様性を力に変える教育の充実のためには「学校の在り方の変革」が求めらます。noteを通して、子どもたちの学びの姿や教師の思い、学校の力を最大化するために取り組んでいることを発信していきます。(情報教育部)

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    子どもたちの学びの姿を紹介します。

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    本校の取組や活動紹介、研修会・講演会など、様々な情報を発信します。

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    学びの変革や「福島らしさ」をいかした多様性を力に変える教育の充実を図るためには、「学校の在り方の変革」が求められます。働き方改革の推進、効果的な教員研修、チームとしての学校マネジメントの推進、新時代に対応した情報モラル教育、学校の特色化・魅力化の推進など、教員や学校の力を最大化するために取り組んでいることを「あぶくまコラム」として紹介します。

記事一覧

固定された記事

【学校公開研究会】~組織的支援体制を活用した授業創り~(情報モラル・性・キャリア)福島県立あぶくま支援学校

キーワードは【性・情報モラル・キャリア】 本校は福島県郡山市中田町の自然豊かな環境の中で、小学部、中学部、高等部の児童生徒が学ぶ県内で最も大規模な特別支援学校で…

【標語作りから言語能力を育む】~相手に伝わりやすい表現とは~(中学部3年)

中学部3年1組では、国語科の時間に「標語」について学習しました。 標語とは・・・「意見や主張、行動の目標などを簡潔に言い表した語句、モットー、スローガンのこと」…

【海の生き物に触れる】~アクアマリンふくしま移動水族館~(小学部)

「本当に水族館がくるの!?」 7月3日(水)「環境水族館 アクアマリンふくしま」の移動水族館(アクアラバン)が、いわき市小名浜から遥々あぶくま支援学校にやってき…

【体験的な活動を通してルール・マナーを学ぶ】~修学旅行での学び~(小学部6年)

7月4日~5日 福島県いわき市方面へ修学旅行に行ってきました。 「環境水族館アクアマリンふくしま」では、レストランで食事をしたあとに、釣り体験を行い、”自分で釣…

【継続と習慣化】~体力・持久力を育む~(小学部あぶスポチャレンジ) 

6月17日(月)~21日(金) に「第1回あぶスポチャレンジ」を行いました。 【あぶスポタイムとは】  運動習慣の確立を目標に、学年や学級ごとに決められた周数で校庭や体…

【共生社会の実現に向けて~地域の中学校との交流及び共同学習を通して~(中学部3学年)

 中学部3学年では、郡山市立郡山第四中学校との交流及び共同学習に取り組んでいます。 7月12日(金)の郡山第四中学校との交流学習に向け、7月4日(木)にZoomを活…

【English class with ALT】~他者とつながろうとする子どもを育てるために~(高等部2-1)

 ALTのレイチェル先生との学習で「I’m 〇〇. My hobby is 〇〇.」の表現を用いた自己紹介を行いました。  コミュニケーションの基本である目線を合わせることや、う…

【挑む】~アビリンピックから自分の実力と課題に気付く~(高等部情報/清掃班)

「悔しい・・・。来年もアビリンピックに挑戦して入賞したい!」  ふくしまアビリンピック2024(第23回福島県障がい者技能競技大会)が福島市のポリテクセンター福島(福…

【安心・安全な学校を創る】~不審者対応講習会~(福島県立あぶくま支援学校)

 学校は、在籍する児童生徒や保護者、教職員のほか、納入業者や進路関係の方など、日々多くの人々が訪れる場所です。そのため、本校では不審者対応に関する講習やAEDの取…

【あぶくまファームマルシェ】~生徒の思いから実現した地域販売会(高等部農園芸班)

「自分たちが作った野菜を販売したい」 「地域の方に野菜のおいしさを伝えたい」  農園芸班の生徒の思いがきっかけとなり、7月10日(水)に「緑ケ丘ふれあいセンター(…

【はたらく意義と協働】~校内実習を通してキャリア発達を促す~(中学部)

 中学部の作業学習では、木工班、紙工班、工芸班、家庭班、カレンダー班の5つの作業班に分かれて学習に取り組んでいます。  高等部の校内実習は、二週間(計10日間・…

【つなぐ・むすぶ・わたす】~地域支援センター特別支援教育研修会~(福島県立あぶくま支援学校)

 特別支援教育に携わっていると、校内外における支援会議や保護者等との懇談において、様々な”対話”に基づきながら、必要な情報や課題の整理を進めていく場面が必ずあり…

【もっとうまくなりたい。】~新たな課題に気付く~(福島県障がい者スポーツ大会)

 会津若松市で開催された「第62回福島県障がい者スポーツ大会」に、部活動所属の2・3年生が出場しました。(5月19日・26日)  本校高等部には、サッカー部、バ…

【体験的・実践的な活動を通してルール・マナーの基礎を学ぶ】~修学旅行に行こう!~(小学部6年)

 小学部6学年では、7月4日(木)~5日(金)に予定されているいわき市方面への修学旅行に向け、事前学習に取り組んでいます。  今回の学習では、修学旅行で食べたい…

【風とゴムの力】~理科の見方・考え方をはたらかせる~(中学部1年)

「身近なものはどうやって動くのだろう?」 物は”力がはたらいているから動く”ということを日常生活の中で、生徒は感覚的に理解しています。特別支援学校中学部では、1…

【玉ねぎの緑の部分って何?】~農作業を通しての気付きと探究~(ふくしまの未来を担う人材へ)

 昨年度から栽培している玉ねぎの収穫作業が始まりました。 マルチを剥がし、玉ねぎが腐ってしまわないように良い天気の日に一気に抜き取ります。  大玉は保存が難しい…

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【学校公開研究会】~組織的支援体制を活用した授業創り~(情報モラル・性・キャリア)福島県立あぶくま支援学校

キーワードは【性・情報モラル・キャリア】 本校は福島県郡山市中田町の自然豊かな環境の中で、小学部、中学部、高等部の児童生徒が学ぶ県内で最も大規模な特別支援学校です。令和6年度は、小学部83名、中学部60名、高等部199名、計342名の児童生徒が学んでいます。  学びの変革や多様性を力に変える教育の充実のためには「学校の在り方の変革」が求めらます。これらを具現化するための取組として、令和5年度より「3つのプロジェクトチーム」を発足し、課題や指導内容の整理・明確化のほか、関連部

【標語作りから言語能力を育む】~相手に伝わりやすい表現とは~(中学部3年)

中学部3年1組では、国語科の時間に「標語」について学習しました。 標語とは・・・「意見や主張、行動の目標などを簡潔に言い表した語句、モットー、スローガンのこと」(参考文献・・・文部科学省 教科書解説)  自分たちが、日常生活の中で気を付けたり、意識したりしなければならないことについて考え、標語作りに取り組みました。  教科書にある「交通事故注意」や「火の用心」など、有名な標語の例や、企業等のスローガンなども参考にしながら、何をどのように伝えるのか、印象に残りやすくするた

【海の生き物に触れる】~アクアマリンふくしま移動水族館~(小学部)

「本当に水族館がくるの!?」 7月3日(水)「環境水族館 アクアマリンふくしま」の移動水族館(アクアラバン)が、いわき市小名浜から遥々あぶくま支援学校にやってきました。 体験するのは、小学部の子どもたち。 子どもたちは期待感にあふれた表情を浮かべ、今か今かと待っていました。   アクアラバン(移動水族館)は、専用トラックの中に水槽があり、生きている海の生き物を観察したり、実際に触れたりすることができる水族館です。 タッチプールでは、福島県の沿岸部に生息するウニやヒトデ、

【体験的な活動を通してルール・マナーを学ぶ】~修学旅行での学び~(小学部6年)

7月4日~5日 福島県いわき市方面へ修学旅行に行ってきました。 「環境水族館アクアマリンふくしま」では、レストランで食事をしたあとに、釣り体験を行い、”自分で釣った魚を食べる”という貴重な体験をすることができました。子どもたちが”命”について考えるきっかけにもなったように思います。  館内見学では、事前学習で調べた魚や海の生き物を探しながら、水槽の中を夢中になって見つめていました。  飼育員さんの仕事の様子を実際に見ることもでき、自己のキャリアについて考えるきっかけにも

【継続と習慣化】~体力・持久力を育む~(小学部あぶスポチャレンジ) 

6月17日(月)~21日(金) に「第1回あぶスポチャレンジ」を行いました。 【あぶスポタイムとは】  運動習慣の確立を目標に、学年や学級ごとに決められた周数で校庭や体育館を走る活動に毎日継続的に取り組んでいます。個々のペースで最後まで走り切ることができるよう、目標をもって取り組んでいます。 「第1回あぶスポチャレンジ」では、普段のあぶスポタイムで培った力を発揮することができるよう「スピードコース」(決められた距離のタイム計測)と「チャレンジコース」(一定時間内に走った距

【共生社会の実現に向けて~地域の中学校との交流及び共同学習を通して~(中学部3学年)

 中学部3学年では、郡山市立郡山第四中学校との交流及び共同学習に取り組んでいます。 7月12日(金)の郡山第四中学校との交流学習に向け、7月4日(木)にZoomを活用したオンラインによる事前学習を行いました。  中学部の生徒たちは、それぞれの学級の紹介をリモートで披露し、学級の特徴やメンバーなどについて写真や動画をもとに発表しました。  好きなものや趣味についての質問をするなど、交流校の友達のことを理解しようと積極的に対話しようとする姿が見られました。  相手に伝わるため

【English class with ALT】~他者とつながろうとする子どもを育てるために~(高等部2-1)

 ALTのレイチェル先生との学習で「I’m 〇〇. My hobby is 〇〇.」の表現を用いた自己紹介を行いました。  コミュニケーションの基本である目線を合わせることや、うなずきなどを大切にしながら、英語をつかって自分自身のことについて伝える活動に取り組みました。  レイチェル先生の自己紹介を聞いた後に「趣味は何ですか?」「好きな歌は何ですか?」など、知っている英単語を考えて質問をしたり、ジェスチャーで伝えたりするなど、それぞれが英会話を楽しんでいました。  AL

【挑む】~アビリンピックから自分の実力と課題に気付く~(高等部情報/清掃班)

「悔しい・・・。来年もアビリンピックに挑戦して入賞したい!」  ふくしまアビリンピック2024(第23回福島県障がい者技能競技大会)が福島市のポリテクセンター福島(福島職業能力開発促進センター)にて行われ、本校高等部からは5名の生徒が参加しました。(7月6日(土)) 【アビリンピックとは・・・】 福島県と「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構福島県支部」の主催により、障がい者が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般

【安心・安全な学校を創る】~不審者対応講習会~(福島県立あぶくま支援学校)

 学校は、在籍する児童生徒や保護者、教職員のほか、納入業者や進路関係の方など、日々多くの人々が訪れる場所です。そのため、本校では不審者対応に関する講習やAEDの取り扱いに関する講習など、子どもたちにとって安全・安全な学校を創るための教職員研修に取り組んでいます。  6月25日(火) 本校教員を対象とした「不審者対応講習会」を行いました。  郡山警察署の御協力のもと、講師として地域の警察官1名、スクールサポーター1名をお招きし、不審者の見分け方や不審者を発見したときの対応

【あぶくまファームマルシェ】~生徒の思いから実現した地域販売会(高等部農園芸班)

「自分たちが作った野菜を販売したい」 「地域の方に野菜のおいしさを伝えたい」  農園芸班の生徒の思いがきっかけとなり、7月10日(水)に「緑ケ丘ふれあいセンター(郡山市緑ヶ丘地域公民館)」にて、地域販売会を実施します。  生徒たちは販売会当日に向け、ポスターやアンケートの作成、接客に関する学習などに取り組み、準備を進めています。 農園芸班班長の2人に思いを聞きました。 Q1 農園芸班を選んだ理由は? <Mさん> 僕は、3年間農園芸班で活動しています。1年生の頃は、体

【はたらく意義と協働】~校内実習を通してキャリア発達を促す~(中学部)

 中学部の作業学習では、木工班、紙工班、工芸班、家庭班、カレンダー班の5つの作業班に分かれて学習に取り組んでいます。  高等部の校内実習は、二週間(計10日間・校外実習を含む)行いますが、中学部においては5日間の実習に取り組みます。    中学部では、各作業班における活動を通して、あいさつや身だしなみ、時間やきまりの遵守、体調管理など、将来の自立と社会参加に向けて必要な基礎的・基本的な資質・能力を育んでいます。  地域の小学校や小学部から、本校中学部へ入学した1年生にとっ

【つなぐ・むすぶ・わたす】~地域支援センター特別支援教育研修会~(福島県立あぶくま支援学校)

 特別支援教育に携わっていると、校内外における支援会議や保護者等との懇談において、様々な”対話”に基づきながら、必要な情報や課題の整理を進めていく場面が必ずあります。 「特別支援コーディネーター」となると、それが所属校における”役割”として求められてきます。 【ファシリテーションとは?】 このような「ファシリテーション」の技術を学ぶことを目的とし、「ホワイトボード・ミーティングⓇ」の伝道師の1人、北海道教育大学釧路校 准教授 田中雅子 氏を本校へお招きし、講演・演習の機会を

【もっとうまくなりたい。】~新たな課題に気付く~(福島県障がい者スポーツ大会)

 会津若松市で開催された「第62回福島県障がい者スポーツ大会」に、部活動所属の2・3年生が出場しました。(5月19日・26日)  本校高等部には、サッカー部、バスケットボール部(男女)、陸上競技部、フライングディスク部があり、日々練習に励んでいます。  大会当日に向け練習に日々励んできましたが、参加した生徒一人一人が自分のもっている力を出し切り、達成感や充実感を味わうことができたように思います。  大会を終え、帰りのバスの中で生徒から次のような言葉が聞こえてきました。

【体験的・実践的な活動を通してルール・マナーの基礎を学ぶ】~修学旅行に行こう!~(小学部6年)

 小学部6学年では、7月4日(木)~5日(金)に予定されているいわき市方面への修学旅行に向け、事前学習に取り組んでいます。  今回の学習では、修学旅行で食べたいメニューを選んだり、食事中のマナーや約束事についてクイズ形式で学んだりしながら、期待感を抱いて活動に取り組みました。  ”食事”は健康的な生活のために最も重要な基本的生活習慣の一つです。好きなメニューを選ぶだけでなく、”バランスの良い食事”を意識して選ぶことが大切です。  今回の事前学習や修学旅行中の公共の場にお

【風とゴムの力】~理科の見方・考え方をはたらかせる~(中学部1年)

「身近なものはどうやって動くのだろう?」 物は”力がはたらいているから動く”ということを日常生活の中で、生徒は感覚的に理解しています。特別支援学校中学部では、1学年で初めて理科という教科を学びます。  中学部理科では、身近な事象に疑問をもち、疑問を解決する中で、感覚的な理解を言葉や動作等で生徒自身が表現できるように、理科の資質・能力を育みます。  実験はうまくいかないことがあるものです。うまくいかない場合、どうしたらうまくいくか、考えて工夫することが大切と伝えます。  う

【玉ねぎの緑の部分って何?】~農作業を通しての気付きと探究~(ふくしまの未来を担う人材へ)

 昨年度から栽培している玉ねぎの収穫作業が始まりました。 マルチを剥がし、玉ねぎが腐ってしまわないように良い天気の日に一気に抜き取ります。  大玉は保存が難しいため販売用に袋詰めし、学校見学会等で来校いただいた方に販売したいと思います。保存に適した大きさのものは陰干しし、地域の方などに販売ができるよう準備をします。  前期産業現場等における実習(校内実習)では、農作物の栽培に関する基礎知識を学ぶとともに、販売活動を通して職業観・勤労観を養うことを目的として学習を行いまし