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【子どもたちの命を守るために】~心肺蘇生法講習会~(健康教育部)

 学校において、児童生徒等の重大事故等が発生した場合、救急要請することに加え、適切な応急手当等を行うことが重要となります。
 心停止してから1分経過するごとに、救命率は7%~10%程度低下すると考えられています。また、119番通報から救急車の到着まで、全国平均で9.4分程要するといわれています。救急車が来るまでの間何もしないでいると、傷病者の救命率は約10%にまで低下してしまいます。

 救命率を少しでも上げるために、AEDを使用した一次救命処置を行うことが重要です。
 近年、学校におけるAED設置率は非常に高くなっていますが、子どもたちの命を救うためにはAEDさえあれば十分というわけではありません。AEDが迅速・確実に使える配置と状態にあり、教職員が連携して迅速かつ適切に救命活動を行えることが求められます。

 7月24日(水)に、日本赤十字社から講師をお招きし、教職員を対象とした「心肺蘇生法研修会」を行いました。小学部・中学部の教員約70名が、「胸骨圧迫」、「AEDの使い方」の実技研修や窒息時の応急処置の講習を受けました。

 有事の際に適切に対応するためには、専門機関等の協力を得つつ、応急手当の手法等について実習を通じて学んでおくことが重要です。安心・安全な学校づくりのために、万が一の時に落ち着いて行動できるよう、すべての教職員が的確な処置を行うことができるよう今後も研修を重ねていきます。(健康教育部)

【学校公開研究会のお知らせ】