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【共生社会の実現に向けて】~地域の中学校との交流及び共同学習を通してvol2~(中学部3学年)

中学部3学年では、郡山市立第四中学校との交流及び共同学習を行いました。

【ボッチャとは】

 ボッチャは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたヨーロッパ生まれのスポーツで、パラリンピックの正式種目となっています。

 上から投げても下から投げても、あるいは蹴ってもよく、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。 

【交流・協働】

 この「ボッチャ」を交流校の友だちと一緒に行いました。2校合同の4チームを作り、各チームで代表者を決めたり、ボールを投げる順番をお互いに話し合ったりするなど、協力してゲームをすることができました。

 自分のやりたいことを伝えるだけでなく、相手の顔をみて話を聞こうとしたり、話し合って順番を決めようとするなど、相手の気持ちや思いを尊重しようとする姿が見られ、他者を意識て活動に取り組むことができたように思います。ゲーム中も、お互いのプレーをよく見て交流校の生徒に対しても大きな声で応援する姿が見られました。

【あぶくまの作業製品を紹介】

 中学部の作業学習では、木工班、紙工班、工芸班、家庭班、カレンダー班の5つの作業班に分かれて学習に取り組んでいます。各作業班における活動を通して、あいさつや身だしなみ、時間やきまりの遵守、体調管理など、将来の自立と社会参加に向けて必要な基礎的・基本的な資質・能力を育んでいます。

 各作業班のキャップの生徒が製品の作り方を説明したり、実際に販売している製品を手に取って見せたりしながら自分たちが学校で学んでいることを伝えることができました。
 また、話を聞いている人のほうを向いて、ゆっくり・はっきりと話そうとするなど、子どもたちの工夫が伝わってきました。

  これらの活動を通して、初対面の人にも、相手の気持ちを考えることや、初めての場所やメンバーであっても、落ち着いて話を聞き、ルールを守って行動しようとするなど、様々な気付きや学びがあったように思います。将来の自立と社会参加に向けて、一歩一歩歩んで行って欲しいと思います。(中学部3学年・情報教育部)

【中学部の学び】