見出し画像

【あぶくまファームマルシェ】~生徒の思いから実現した地域販売会(高等部農園芸班)

「自分たちが作った野菜を販売したい」
「地域の方に野菜のおいしさを伝えたい」

 農園芸班の生徒の思いがきっかけとなり、7月10日(水)に「緑ケ丘ふれあいセンター(郡山市緑ヶ丘地域公民館)」にて、地域販売会を実施します。
 生徒たちは販売会当日に向け、ポスターやアンケートの作成、接客に関する学習などに取り組み、準備を進めています。
 
農園芸班班長の2人に思いを聞きました。

頼りになる3年生の班長

Q1 農園芸班を選んだ理由は?

<Mさん> 僕は、3年間農園芸班で活動しています。1年生の頃は、体力をつけたいという気持ちで希望しましたが、“収穫の喜び”を感じられる農園芸班が好きになり、3年間この班で取り組んでいます。
 
<Kさん> 私も最初は体力をつけたいという気持ちで希望しました。先輩方の姿から、みんなをまとめることが大変な作業班であると思っていましたが、“人の前に立つことが苦手な自分を変えたい”という自分の思いから今年度も農園芸班を希望しました。

みんなの意見や考えを聞き、アイデアとして取り入れていく

Q2 農園芸班の仕事で大変だと感じることは?

<Mさん> 夏も冬も屋外で作業をするので、暑さや寒さに慣れることが大変でしたが、野菜の収穫がたくさんある時はうれしい気持ちでいっぱいになります。野菜の袋詰めの作業をどのように効率よく行うかを考えながら、みんなと協力して取り組んでも失敗してしまうこともあります。そんな時、あらためて大変な仕事だと感じます。 

<Kさん> みんなをまとめることだと思います。5月から1年生も加わり、経験の差もある中で、みんなと一緒に決められた時間内に作業を終えることは、あらためて難しいと感じています。前期実習期間中には、なかなかうまくまとめられず、落ち込んでしまったこともありました。しかし、班の仲間や先生方に支えられ、何とか乗り切ることができました。このような経験を通して、少しずつ自分も成長していると実感することができています。 

Q3 将来の進路について今考えていることは?

<Mさん> 今自分が希望している進路は、農業関係ではありませんが、暑さや寒さの中でも3年間続けることができた体力と集中力を生かすことができる進路先を考えています。

<Kさん> 地域のスーパーでの就労を考えています。野菜の取り扱いについて学習したことを生かすことができる仕事をしたいと考えています。
 集中力が課題だと感じているので、今後も集中力や持続性を高められるよう、努力していきたいと思っています。

Q4 販売会に向けての意気込みは?

<Mさん> 今までは、授業参観や文化祭などの機会に来校された保護者の方や先生方に販売する機会はありました。今回、地域の方々に販売できるということで、僕たちが作る野菜のおいしさをアピールできればと思っています。最後まで準備を頑張ります! 

<Kさん> 緑ヶ丘の方々に僕たちが作ったおいしい野菜をたくさん食べていただき、笑顔になってもらえたらうれしいです。当日まで準備を楽しみます! 

 高等部農園芸班では、生産から販売を通した学びを通して、生徒同士の対話や気付きを大切にしながら協働的な学習活動を続けていきます。

あぶくまマルシェはいよいよ明日開催です。お近くの方はぜひお越しください。

【特別支援学校におけるキャリア発達支援について】