【挑む】~アビリンピックから自分の実力と課題に気付く~(高等部情報/清掃班)
「悔しい・・・。来年もアビリンピックに挑戦して入賞したい!」
ふくしまアビリンピック2024(第23回福島県障がい者技能競技大会)が福島市のポリテクセンター福島(福島職業能力開発促進センター)にて行われ、本校高等部からは5名の生徒が参加しました。(7月6日(土))
【アビリンピックとは・・・】
福島県と「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構福島県支部」の主催により、障がい者が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の方が障がい者に対する理解と認識を深め、その雇用促進を図ることを目的に毎年開催されている技能競技のことです。各都道府県の代表選手が出場し技能を競う全国大会も開催されています。
【ワード・プロセッサ部門】(3名エントリー)
指示書の通りに入力、文書作成を行い、その速度や正確性、体裁などが評価される競技です。
日本語文と英文の2つを入力する課題①、表や図形、画像、ワードアートの挿入、書式設定など、Wordの様々な機能を駆使し案内文書を作成する課題②の2つの競技課題があります。どちらも、タイピングスキルやWordに関する知識だけではなく、読解力・理解力が求められます。
今回参加した3名の生徒は残念ながら入賞することはできませんでしたが、
「毎日タイピングの練習をしてもっともっと速くなりたいです。」
「書式設定で悩んでしまったので、すぐに修正できるように手順を覚えたいです。」
等の前向きな言葉がありました。それぞれが今の課題に気付くとともに、次の目標を掲げることができたように思います。
【ビルクリーニング部門】(3名エントリー ※1名欠席)
清掃班における清掃技術の更なる向上や、自分の技術を客観的に振り返ることを目標に練習に取り組んできました。
当日はダスターでの集塵作業から最後のコート点検まで、細部まで気配りをしながら競技に臨むことができました。残念ながら入賞とはなりませんでしたが、
「入賞を目指して、来年もアビリンピックに挑戦したいです。」
「競技の途中で課題に気付いたので、次の大会に向けて改善したいです。」
との言葉がありました。
審査員による講評では、流れるように清掃を進めることや、他の人と差をつけるために工夫が必要であることなど、アドバイスをいただきました。
参加した二人が得た経験を「高等部清掃班」全体で共有し、サービス業に携わる一員としての心持ちを高めていければと思います。
【担当教員より】
競技前は極度の緊張で震えている生徒の姿も見られました。緊張感を感じながら、それぞれが持っている力を発揮することができたように思います。残念ながらどちらの競技も入賞は逃したものの、企業等において実践的に活躍されている方や、真剣な眼差しで取り組んでいる他校の生徒たちと競技が出来たことで、個々の課題に気付くとともに、次の目標をもつことに繫がったように思います。
この悔しさを胸に、これからも挑戦し続けたいと思います!
(情報教育部・清掃班)